こんにちは
じゅん吉です。
今回は、水槽用のLED照明の自作に挑戦してみました。
自作するからには、ただのLED照明ではありません。
今回製作するのは、フルスペクトルなLEDを使用したいわば人工太陽光の照明です。
使用部材
LED
今回メインで使用したLEDは、Unipo株式会社のフルスペクトルLEDを使用しました。
UniPo株式会社は、今まで培った幅広い技術と経験を基に、LED関連製品、化学製品、高品質生活用品、各種専門機器や機能材料などを取り扱っております。また、お客様のニーズに応えて、あらゆる新分野に進出し、事業範囲を続々と拡大しています。 高演色LED(High CRI LED) | UniPo株式会社 – UniPo株式会社 |
このVTCシリーズは励起源に紫LEDを使用し、
RBG蛍光体により太陽光に近い光を生み出しています。
今回は、5WタイプのLEDを15個使用しました。
上記のLEDでは、色温度が5600Kと水槽用にしては暖色系の色合いのため、
水の透明感を演出するため、青色のLEDも4個使用しました。
使用したLEDは、コチラ↓
基板
基板は、アルミの板(アルマイト加工)とステンレスのシェードを作成してもらいました。
板曲げ.comにて寸法を記入すれば作ってもらえます。
板曲げ.comではアルミ、ステンレス、鉄の板曲げの図面の製作から見積りをweb上で確認でき、加工依頼ができます。 板曲げ.com アルミ/ステンレス/鉄の加工と販売 – |
アルミの板にLEDを付けていくので、「電解」のアルミ板を選びました。
シェードと併せて、1万円くらいで2週間ほどで届きました。
パワーLEDを使用しているので、放熱対策のためアルミ基板の表面に
ヒートシンクを敷き詰めました。
ヒートシンクの貼り付けには、熱伝導を良くするため放熱用シリコンを使用しています。
電源
電源には、TDKラムダの定電流ドライバーを使用しました。
最大130Vまで700mAの定電流を流してくれるので、
パワーLEDをたくさん使用される方にオススメのLED用電源ドライバーです。
電子工作
今回は、このような回路図で製作しました。
LEDチップを放熱用シリコンで固定し、電線を半田付けしました。
チップと電線の両方に予備半田付けをすると素早く出来ます。
また、LEDチップは熱に弱いということで、半田コテを当て過ぎないように気をつけます。
電源ドライバーやLEDの結線作業が完了し、テスト点灯を行います。
点灯のON/OFFがしやすいように中間スイッチを追加するのがオススメです。
無事点灯しました↓
吊り下げ加工
吊り下げ加工には、照明の四隅のビラカンからワイヤーで吊るします。
メンテナンスのし易いように、高さを簡単に変えられるようにします。
使用部材
・ワイヤー
・アルミクランプ管
・カラビナ
・リーズロック
取り付け例
下記の写真のように取り付けました。
リーズロックを使用することで、高さの調整が容易に出来ます。
いよいよ完成!
いよいよ完成しました。
水槽に設置するとこんな感じです↓
演色性が高いので、水草や魚が鮮やかに見えます。
この照明に切り替えてから水草の気泡がかなり活発になったような気がします。
最後に
今回は、かなりザックリとした説明でしたが、
電気の知識がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか?
また、今回の反省点がいくつかあります。
1.金が掛かり過ぎた。
今回掛かった費用ですが7~8万円掛かってしまいました。
そのうち半分はフルスペクトルLEDが占めています。
正直もっと安価なLEDを使えば安くADAのSolarRGBクラスのものが
作れたんじゃないかと少し後悔しています。
2.LEDの設置位置をもっと中央に寄せるべきだった。
LEDの位置を万遍なく散りばめたせいで
水槽にいく光が少なくなっているように感じます。
集光レンズを使って照射角を狭めれば良いのですが、費用が嵩むため断念しました。
上記の2点を克服できれば完璧でしたね。
また、機会があれば既製品のものと比較してみたいと思います。
最後までありがとうございました。
それでは、また次回。