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【水草用ライトの選び方】水草に必要な光とは?水草を綺麗に育てよう!

【水草用ライトの選び方】水草に必要な光とは?水草を綺麗に育てよう!

こんにちは
じゅん吉です。

今回は、水槽用の照明選びについてです。
水草水槽をやるにあたって照明選びはかなりの重要事項なので、水草の生長に直結します。
照明にも、LEDや蛍光灯、メタルハライド照明など種類があり、
どれが良いのかとても分かりづらい
ですよね。

そこで今回は、水草用の照明で何を重視するのか植物が生長する仕組みから解説していきます。

この記事は、水草水槽の照明選びについて何を基準に選べばよいのか分からない方向けに書いていきます。

 

生長の仕組み

植物の生長の写真

 
まずは、植物の生長の仕組みをおさらいしていきます。
植物は、光合成によって「光」「二酸化炭素」「水」を使い
ブドウ糖と酸素を生成
します。

そして、光が無くなった夜に植物は休息します。
この時に、光合成で溜めた栄養と酸素で成長していきます。

光合成と休息のバランスが大切です。

そのために一日のうちに、照明とCO2添加を8時間から12時間設定し、それ以外の時間は消灯しCO2添加も停止するようにします。

 

照明には何が重要か?

光合成のイラスト

 
生長するために光合成をすることが必要だと書きましたが、
水草においても同じで水槽の環境内だと「光」は照明で、
「二酸化炭素」は強制的に添加することで条件を満たします。

しかし、「光」には水草が有効に活用できる光とそうでない光があります。
ただ明るいからという理由だけで選ぶと水草がうまく育たなかったり、
コケに覆われてしまったりと失敗の原因を作ってしまう場合もあります。

 

水草が有効に活用できる光とは

光の波長のイラスト

 
光には、波長というものがあり、
照明によってどの波長を含んでいるのか違いがあるのです。

この波長が水草育成において重要なポイントです。

水草が有効活用できる波長は、赤色の光(400-500 nm)青色の光(600-700 nm)といわれています。
赤色の光(400-500 nm)は、最も有効に活用でき、
青色の光(600-700 nm)も、有効に活用できるがコケも活用する。

水草とコケでは、得意な光の波長が異なることもあります。

照明えらびの重要ポイント

以上のことを踏まえて水草用の照明を購入する際は、
赤色の光(400-500 nm)青色の光(600-700 nm)が多く含まれている照明を選びましょう。

 

光の量について

維持費のイラスト

 
照明選びの際には、光の質もさることながら
光の量も重要
になってきます。

当然ですが大きな水槽には、それに比例して
光の量も多くしなければなりません。

反対に、小さな水槽に多すぎる光の量では、
コケの大量発生につながります。
光の量にも適正な量というのが存在します。

  

適正な光の量とは

適正な光の量とは、水槽サイズによって大まかに決まっているので、
以下の表を参考に選んでください。
※あくまで目安なので、参考程度にしてください。

光の量(光束)はルーメン(lm)という単位で表記されています。

水槽サイズ別 光の量の目安
30cm水槽 1,000lm
45cm水槽 2,000lm
60cm水槽 3,000lm
90cm水槽 5,000lm
120cm水槽 6,000lm

 
 

各照明の特徴とおすすめ商品のご紹介

おすすめ

 
照明には、メタルハライド照明、蛍光灯、LEDなど種類があります。
それぞれの特徴と、おすすめの商品をご紹介していきます。

 

メタルハライド照明

メタルハライド照明は、太陽光に近い波長といわれており
全ての波長をバランスよく含んでいます。
水草育成のためなら一度は使ってみたい照明ですが、
値段が高価で消費電力も多いため、なかなか手を出せません。
最低でも4万~の出費は覚悟しましょう。

ちなみに、メタルハライド照明の交換球の寿命は、9,000時間~16,000時間と言われています。
1日10時間点灯なら、900日~1600日使用できます。

また、スタンドも用意しなければ使用できないので
スタンドも併せて購入しなければ使えません。

メタルハライド照明は、60cm以上の大型水槽におすすめです。
高級な照明ですが、その値段相応に間違いのない照明です。

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蛍光灯

蛍光灯は、光の波長をバランスよく含んでおり水草に適しています。
一昔前までは、水草育成の定番は蛍光灯だったのですが、
現在では、LEDの技術が進化してきて、主流はLEDになりつつあります。

そんな蛍光灯ですが、LEDと比べると維持費の面で劣ります。
交換球の寿命は、約6,000時間とLEDの40,000時間と比べるとだいぶ少ないです。

そんな蛍光灯ですが、購入するならおすすめなのが、
テクニカ インバーターライト」です。

蛍光灯のインバーター式とは、他の蛍光灯と違い
スイッチを入れるとすぐ点灯、ちらつきがない、光量が多いなどの特徴があります。
そのほか、この商品はケタ違いの明るさ、耐久性が高いとかなりの高評価でした。

交換球については、水草の育成用に開発されたNEC「ビオルックス」が赤と青の波長を考慮されているのでおすすめです。

 

  

LED

LED照明は、一昔前までは、赤の波長が少なかったため
水草の育成には向かないと言われていましたが、
最近では赤の波長を多くした水草育成用のものも発売されていて、
商品数もかなり増えてきました。
現在、主流の照明になりつつあります。

特徴は、長寿命(約40,000時間)なところです。
蛍光灯やメタルハライド照明と違いランプ交換の手間もなくなるので
私は、LEDのほうがおすすめです。

 

アクロ「TRIANGLE GLOW」

LED照明でのおすすめは、アクロ「TRIANGLE」シリーズです。

アクロ TRIANGLE LED GROW 600 3000lm Aqullo Series 60cm水槽用照明 ライト 熱帯魚 水草

 
こちらの商品は、高性能LEDを搭載していて光量が多く、
特にこの「TRIANGLE GLOW」は赤の波長を多く含んでいますので水草育成におすすめです。

TRIANGLE GLOW 波長

 

専用のスタンドを使えばカンタンに吊り下げ式にすることが出来ます。

  

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コトブキ「フラットLED ツイン」

もう一つのおすすめは、コトブキ「フラットLED ツイン」です。
コチラも赤色の波長を含んでいてかなり明るいです。
フラットLED ツイン 波長

この商品の注意点ですが、プラグラムタイマーの使用はしないほうが良いそうです。
買ってから気付きましたorz
しかし、1年程プログラムタイマーで使用していますが、
問題なく動いてくれています。

以上のことも踏まえて自己責任でお願いします。

  

まとめ

まとめ

水草水槽において、照明は超重要なので
照明にはお金をかけて良いものを買った方が後々の満足度が変わってきます。

まだ何もわからないのであれば、まずはLEDの中から選んでみることをおすすめします。

照明えらびのまとめ

くり返しになりますが、水草を上手く育てるためには「光」が重要です。
の波長、光量(ルーメン)を意識して照明を選びましょう。

決して安い買い物ではないので、じっくり調べてから買ってみてくださいね。

 

LED照明については、下記の記事で水槽サイズ別に
おすすめ商品を解説していますので、
商品えらびの参考にしてみてください。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また次回!