こんにちは
じゅん吉です。
今回は、CO2添加量の最適化についてです。
水草を綺麗に育てる場合にCO2添加量は大事な項目になりますので、
やっておきましょう!
CO2添加量を最適化することのメリット
1.水草の葉色、成長が良くなる。
2.コケの抑制効果。
CO2添加量の最適化で酸性よりの水質にすることで、
比較的アルカリ性が得意なコケの発生を抑制することも出来ます。
CO2添加量と「KH」「PH」の関係性
「KH」 炭酸塩硬度と言いますが、化学界とアクアリウム界では
意味が異なっているそうです。
アクアリウム界での「KH」はアルカリ度を示しています。
この数値が高いとアルカリに振れやすく、低いと酸性に振れやすくなっています。
「PH」 ペーハーといい、水素イオン濃度のことです。
PH7を中性とし、それよりも数値が低いと酸性、数値が高いとアルカリ性を示します。
PHは、CO2濃度により変動します。
CO2をたくさん添加するほどPHは下がりますが、
KHの数値が高いと酸性に振れにくくなります。
適正値の目安
水草の多くは弱酸性を好む為、
KHが2〜3、PHは6.5くらいが適正値になります。
KHとPHの測定方法、CO2添加量調整について
「KH」「PH」の測定方法として簡易的に出来るのは、テトラの試薬です。
KH測定
1.付属の試験管を測定する水槽水で軽くすすぎ、5cc/mlまで水槽水を入れます。
2.KH試薬を一滴入れるごとに試験管にフタをして軽く振ります。
3.試験管の水の色が青色から黄色に変わった滴数がKHとなります。
例えば、3滴入れて黄色になった場合、KHは3になります。
※0.5単位で測定したい場合は、水槽水10cc/mlでテストすれば1滴につき0.5KHとなります。
PH測定
測定時間ですが、CO2添加終了直前の時間に測定しましょう。
1.付属の試験管を測定する水槽水で軽くすすぎ、5cc/mlまで水槽水を入れます。
2.PH試薬を7滴入れ、試験管にフタをして軽く振ります。
3.試験管の水の色と付属している色紙の一番近い色の値がPHとなります。
もっと細かくPH測定をやりたいのならデジタルPHメーターを使用しましょう。
コチラの記事で紹介しています↓
PH/KHの結果から出来ること
KHが高かった場合は、以下の2つの方法をお試しください。
1.テトラのPH/KHマイナスを水槽に添加して適性値(2.0~3.0)に調整する。
PH/KHマイナスを水槽水に添加することで、KHが下がり結果的にPHも下がります。
2.セラのスーパーピートかエーハイムのトーフペレットをフィルターに仕込む。
こちらは、酸がゆっくりと溶け出すことでPHを下げる効果があります。
フィルターに入れるという手間がありますが、
商品レビューを見ると2ヶ月ほど効果が続くようです。
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※KHが高い状態で維持されている場合は、
レイアウトに使用している石がKHを上げている場合も考えられます。
PHが高かった場合、
1.CO2添加量を増やし添加量を適正値(6.0~6.5)にする。
添加量を増やしたら、翌日のCO2添加終了直前の時間に測定して
再度適正値に添加量の調整を行いましょう。
※PHが低かったら逆にCO2添加量を減らしてください。
最後に
CO2添加量の適正化は出来ましたか?
水草において光量に次いで重要なので適正化することで、
私の水草たちの調子はグッと良くなりましたね。
最後までありがとうございました。
それでは、また次回!