アクアリウム

【自作】サイフォン式オーバーフロー水槽に挑戦!【構想編】

こんにちは
じゅん吉です。
 
今回は、不要になった水槽が余っていたので、
その水槽をろ過槽にする取り組みの構想を練ってみました。
 
ろ過水槽を使うメリットは、ろ過容量が大幅にアップし、
外部フィルターのように面倒なフィルター掃除も楽になります。
 

 

ろ過水槽のメリット、デメリット

まずは、ろ過水槽のメリットとデメリットです。

メリット

・水質が安定しやすい。
水量が多くなり、ろ過容量も増える為、水質が安定します。

・メンテナンスが楽になる。
外部フィルターと違い、ろ材に直接アクセスできるようになる為、
ろ材やフィルターの取り出しや、交換頻度が短い吸着系のろ材の
入れ替えが容易に出来ます。

・水槽内の機器が少なくなり、スッキリした印象になる。
エアレーションやヒーター、CO2などをろ過水槽に設置すれば、
メイン水槽の機材を少なく出来ます。
また、エアレーションの飛沫がろ過水槽のみになる為、
メイン水槽の水垢掃除が少なくなります。

 

デメリット

・設置スペースが必要。
水槽をもう一つ追加するので置く場所が1番の課題ですね。

・自作するのにある程度の労力が必要。
水位の制御をしたり、電気工事が必要な部分があるので、
電気関係の知識が必要だったり、労力がかかります。

 
 

完成予想図

メイン水槽からろ過水槽には、サイフォンの原理で給水します。
水は仕切り板で区切られたろ過水槽を通って揚水ポンプで、メイン水槽に排水されます。

こちらが完成予想図です。

今回ろ過槽を作るにあたって、1番の難関は漏水対策の為、
給排水の制御をやらなければならなかった点です。

ろ過槽とメイン水槽の水量をフロートスイッチを使用して水位を監視し
揚水ポンプのON/OFFと給水用電磁弁のON/OFFをする事で、
水が溢れてしまうのを防ぎます。

※今回の作業では、配線作業など電気工事士の資格が無ければ出来ませんので、
資格の無い方は有資格者に手伝ってもらうなりしてください。

 
 

必要なもの

・ろ過槽に使う水槽
余った水槽を使いました。

 
・お好きなろ材
ろ材容量が増えるので、ろ材を準備しておきます。
私は、サブストラットプロゲルキューブを購入しました。

 
・仕切り板x5枚
ろ過水槽の中をろ材ごとに区切る板です。
家で余っていた塩ビの板に穴をあけて使用しました。
これから購入する方は、最初から穴のあいている塩ビの板が良いです。

 
・仕切り板固定用のシリコンシーラント
仕切り板は、シリコンシーラントで固定します。

 
・配線を収める板
私は余っていた木板を使用しました。

 
・DINレール
端子台や、ブレーカー、リレーを固定するためのレールです。
木板にビスで固定します。

 
・端子台
フロートスイッチ、リレーなどの接続を端子台を介してやりました。
配線の中継地点のようなものです。

 
・ブレーカー
安全のためにブレーカーを使用しました。
こちらは何かの時に余っていた物を使用しました。

 
・AC100V→DC24V変換電源
リレーの操作用電源とフロートスイッチにてDC24Vが必要なため使用。

 
・電磁リレーx2個
ろ過水槽満水水位時に給水OFFとろ過水槽下限水位時の揚水ポンプOFF、
メイン水槽の満水水位時に揚水ポンプOFFで使用。
給水の電磁弁と揚水ポンプで2個必要です。

 
・フロートスイッチx3個
満水水位や下限水位検知のために使用。
検知時にリレーの接点を動かして使用します。

 
・電磁弁
給水のON/OFFに使用します。
ホースニップルx2個と組み合わせて16/22のホースで使用できます。

 
・エーハイム コンパクトオン1000
ろ過水槽からメイン水槽へ水を送るための揚水ポンプ。
余った外部フィルター等がある方は、使い回しをオススメします。

購入してから気付いたのですが、こちらのポンプの流量は揚程によって変動するようです。
今回のようにろ過槽から汲み上げる場合は、揚程1mで400ℓ/h程になるそうです。
コンパクトオン 2100の方が流量があるので、そっちを買っておけばと後悔しました。

 
・その他必要なもので、給排水のパイプなんかは使い回しです。

 
 

最後に

それでは、次回ろ過水槽制作編をやっていきます。
最後までありがとうございました。
 
それでは、また次回。