アクアリウム

【KHを下げる】インライン型のソフナイザーを自作してみた!

こんにちは
じゅん吉です。

今回は、イオン交換樹脂の力を使ってKHを下げる
ソフナイザー」というものを自作しました。

KHの重要性については、下記の過去記事をご参照ください。

【CO2添加量の最適化】水草の葉色と成長が劇的改善!こんにちは じゅん吉です。 今回は、CO2添加量の最適化についてです。 水草を綺麗に育てる場合にCO2添加量は大事な項目になり...

 
 

KHを下げる方法の各種メリット・デメリット

水槽水の硬度を下げる方法はいくつかあります。
その中でそれぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

KH調整剤の使用

一番簡単なのは、調整剤を投入する方法です。
テトラの「PH/KHマイナス」のような調整剤を
水槽に投入することで、KHを下げます。

速効性がありますが、翌日には元のKHに戻ってしまっていることもしばしばあり、
持続性に欠けます。

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ソイルを使用する方法

他には、ソイルをフィルターに仕込む方法があります。
この方法だと、ソイルの寿命が尽きるまでPH/KHを一定に保ってくれるので
水草水槽にとってはとても良い方法です。

また、栄養のあるソイルを使用してしまうと、水中が富栄養化してしまう
可能性がありますので注意が必要
です。

ソイルを使用する方法は、過去にやったことがあるので
下記の過去記事を参照ください。

【ソイルをろ材に!】PH&KHを長期的に下げる方法こんにちは じゅん吉です。 今回は、水草の水槽で石組みをやられている方に、 PHとKHを長期的に安定して下げるおす...

 

ソフナイザーを使用する方法

そして、今回ご紹介するソフナイザーというものでKHを下げる方法があります。
こちらは、イオン交換樹脂というものを撹拌させることで
飼育水に含まれるミネラルを吸着しKHを下げることが出来ます。

一番の特徴は、イオン交換樹脂の能力が下がってきても
再生してまた使えるというコストパフォーマンスの良さ
ではないでしょうか。

注意点として、PH/KHを一定にするソイルの場合と違って
イオン交換樹脂の量でKHが下がりすぎてしまうことがあるので注意が必要です。

市販されているものでは、ADA製のソフナイザーが有名です。
こちらは、ただKHを下げるだけではなく水槽内にあっても器具自体がおしゃれで、
機能性と見た目を兼ね備えた製品です。
しかしながら、ADAなのでそこそこ高価です、、、

 

特徴まとめ

KH降下方法の評価 調整剤 ソイル イオン交換樹脂
速効性
持続性 ×
耐久性 ×
コスト ×
導入の難易度 ×

 

インライン型ソフナイザーの自作

今回作成するソフナイザーは、外部フィルターの排水ホースから6mmホースで飼育水を分岐してボトルに入れたイオン交換樹脂を撹拌させます。
そのボトルのもう一方の出口から6mmホースを伝って水槽に水を入れるようにします。

まず、準備したものは下記の材料です。

用意した材料
外部フィルターからのホース分岐パーツ
ナルゲン 広口ボトル 1.5L
グロメット 内径5mm KGE-5A
シリコーンシーラント
プラジョイント
クリスタルジョイント I型
クリスタルジョイント J型
エアーチューブ
逆流防止弁
イオン交換樹脂

 

 

インライン型ソフナイザーの作り方

1.まず、ボトルのフタに2つ6mm程度の穴をあけます。

 

2.あけた穴にグロメットをはめます。
はまらなければ、穴を少しずつ広げて調節してみてください。
※グロメットは、少し窮屈にはまる程度のほうが水漏れのリスクが少ないです。

 

3.真ん中の穴の内側にプラジョイントとエアーチューブ、
そしてクリスタルジョイントI型をボトルの底側から水が出るようにセットします。

もう一方の穴には、外側にプラジョイントとエアチューブを繋げて
水槽側に排水します。

4.フタのジョイントの部分に念のためシリコンシーラントを塗り、防水性を高めます。
シリコンシーラントが乾燥したら、完成です。

念のためボトルの排水側に逆流防止弁を取り付けて使用してください。
また、ボトル排水側の水槽部分にクリスタルジョイントJ型を使用し排水しています。

 

イオン交換樹脂の量について

イオン交換樹脂の量については、いまいち分からないので、
クリスタルジョイントが触れるくらいの量を入れて、
ホースジョイントの部分で水量を調節して硬度をコントロールしています。

 

最後に

今回作成したソフナイザーで私の水槽はKH4だったのが、
KH2で安定稼働しています。

KHをコントロールすることは、水槽のバランスを保つうえで重要になってきます。
特に岩や石などKHが高くなるレイアウト素材を使用している場合は、
試してみてはいかがでしょうか。

最後までありがとうございました。
それでは、また次回。