こんにちは
じゅん吉です。
今回は、前回作成したライトスクリーンの反省点を活かして、
90cm水槽用のライトスクリーンを作ってみましたのでご紹介します。
![【60cm水槽用】光るバックスクリーン作ってみた!ライトスクリーン自作](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/78bfba1e4726cfd587020e316539ad83-320x180.jpg)
現在市販されているADAのライトスクリーン90ですと、
定価が税抜き¥34,000と、かなりのお値段になりますので、
今回の自作だとおいくらになるのかも着目してくださいね。
この記事は、ADAのライトスクリーンを自作してみたい方に向けて書いていきます。
設計図
今回も簡易的ですが、作成するイメージ図を書きました。
![90c,mライトスクリーン イメージ図](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/ba34bb7080463be1621aa516e83311c5.jpg)
![90c,mライトスクリーン イメージ図](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/ba34bb7080463be1621aa516e83311c5.jpg)
前回と大きく違う部分は下記の2点です。
上側のテープLEDを白色LEDから青色LEDに変更。
今回は、水槽内で青空のようなバックスクリーンにしてみたかったので、
LEDの色を変更しています。
水槽側のアクリル板の変更。
前回の反省で、予想より暗めの色合いになってしまったので、
水槽側のアクリル板を透明アクリル板だけでなく、
乳半色のアクリル板も入れることで光が拡散し
明るくなってくれることを想定しています。
準備したもの
前回記事の内容とほとんど同じですが、
サイズアップしている分費用はかさみました。
部材名 | 備考 | 価格 |
---|---|---|
アクリル板 透明 2mm厚 | 900mm x 446mm | ¥2,662 |
アクリル板 乳半色 2mm厚 | 900mm x 446mm | ¥2,838 |
アクリル板 白ツヤ 2mm厚 | 900mm x 446mm | ¥2,827 |
小計 | ¥8,327 | |
アルミチャンネル 2.0×22(内寸18)x12 | 長さ900mm x 2本 | ¥1,791 |
アルミチャンネル 2.0×12(内寸8)x12 | 長さ446mm x 2本 | ¥1,356 |
カット料金 | 56円 x 2カット | ¥112 |
送料 | ¥2,000 | |
小計 | ¥5,259 | |
ステンレス製フタ受け 8mmガラス用 | ¥1,650 | |
強力接着剤 プレミアムソフト クリヤー | ¥380 | |
防水キャプコン PG7 | ¥899 | |
熱収縮チューブ | ¥398 | |
透明2P平行線 AWG22 | 元々持っていたものを使用 | ¥0 |
小計 | ¥3,327 | |
5050テープLED 白色 85cm | 1mを購入しカット | ¥1,717 |
5050テープLED 青色 85cm | 1mを購入しカット | ¥1,717 |
ACアダプタ 12V 3.8A | ¥2,138 | |
DCコネクター付き調光器 | 無くても良い | ¥842 |
DCコネクター付きON/OFFスイッチ | 無くても良い | ¥486 |
送料 | ¥510 | |
小計 | ¥7,410 | |
合計 | ¥24,323 |
使った道具
作成手順
それでは、90cm x 45cmのライトスクリーンを作成していきます。
前回の反省点を活かして、できるだけ簡素化してみました。
透明アクリル板のフロスト加工
まずは、前回同様に透明アクリル板をかすみガラスのように
加工(フロスト加工)していきます。
こうすることで、LEDテープの光が拡散するようになります。
![フロスト加工](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1247-1024x576.jpg)
![フロスト加工](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1247-1024x576.jpg)
サンドペーパーは#240を使用しました。
アルミチャンネルへのキャプコン取付け
900mmのアルミチャンネルの端の方に一ヶ所キャプコンを取り付ける穴をあけます。
電動ドリルで穴をあけた後に、
リーマで穴を広げて、キャプコンが入る大きさにしていきます。
![アルミチャンネル穴あけ](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1087-1024x576.jpg)
![アルミチャンネル穴あけ](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1087-1024x576.jpg)
このような感じで取り付けます。
アクリル板の接着
組付けの時のために、フロスト加工したアクリル板と
乳半色のアクリル板を貼り付けて1枚のアクリル板にします。
接着には、アクリル板の外周部分に接着剤を使用し貼り付けます。
内側に接着剤を塗ってしまうと、見栄えが悪くなってしまうので、
なるべく外側に接着剤を塗りましょう。
フタ受け取付用の溝を掘る
先ほど、キャプコンを取り付けたアルミチャンネルとは別の
900mmのアルミチャンネルに溝を掘っていきます。
リューターにダイヤモンドカッターをセットして、
根気よく削っていきます。
![リューターを使った溝掘り](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1084-e1602047606789-1024x576.jpg)
![リューターを使った溝掘り](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1084-e1602047606789-1024x576.jpg)
削る位置は、アルミチャンネルの端から2cm程度あけたところを削りました。
左右で二ヵ所溝を掘っていきます。
溝を掘った後には、バリがありますので、
リューター付属の砥石でキレイにしていきましょう。
アルミチャンネルに、ステンレスフタ受けが取り付けられるほどの
溝が掘れたら、2枚重ねにしたアクリル板を重ねて同じ位置に溝を掘ります。
![溝掘りの見本](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1237-e1602047619831-1024x576.jpg)
![溝掘りの見本](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1237-e1602047619831-1024x576.jpg)
アクリル板の溝加工
このまま組んでしまうと、アクリル板とキャプコンが干渉してしまうので、
干渉しないようにリューターでアクリル板を削ります。
このようなかたちで、干渉しなければ大丈夫です。
電気配線
LEDテープを85cmでカットします。
今回購入したLEDテープには、5cm間隔でカットできるようになっていますので、
カット線の部分で切ってください。
カットしたLEDテープと電線をはんだでくっ付けていきます。
このようなかたちで、配線をしました。
キャプコンの部分は、LEDテープに元々付いている電源ケーブルを外して
キャプコンを通してから再度はんだ付けをしていきます。
![配線例](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1251-1024x576.jpg)
![配線例](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1251-1024x576.jpg)
「+」は「+」、「-」は「-」に繋がるように配線接続してください。
念のため、はんだでの接続部分には、熱収縮チューブを取り付けました。
今回は、上側を青色LEDテープを使用しました。
点灯させてみるとこのような感じで良い感じに光りました。
![点灯テスト](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1253-1024x576.jpg)
![点灯テスト](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1253-1024x576.jpg)
組付け
それでは、アルミチャンネルとアクリル板、LEDテープ類を組付けていきます。
組付けには、接着剤を使用しました。
失敗したら修正が大変なので、慎重に組付けてください。
コツとしましては、最初に水槽側のアクリル板(乳半+フロスト)を接着し、
LEDテープの貼り付け、配線の処理、最後に白ツヤのアクリル板を
滑らせるように組付ければ完成です。
※万が一分解する場合に、大変なので白ツヤのアクリル板には、接着剤を付けなくて大丈夫です。
組付けの際には、フタ受けを付けるアルミチャンネルの向きや、
アクリル板の位置や向きに注意してください。
私は、組付ける向きを間違えて、やり直ししたので
接着剤が残ってしまい、汚らしい仕上がりになってしまいました、、、
446mmのアルミチャンネル内に配線を隠しますが、
配線が収まらないようであれば、両面テープやコード止めを駆使して、
キレイにまとめてください。
![組付けその2](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1262-1024x576.jpg)
![組付けその2](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/DSC_1262-1024x576.jpg)
完成品レビュー
完成品はこのような感じになりました。
かなり良い仕上がりですね。
![](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/20200918_142725-1024x461.jpg)
![](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/20200918_142725-1024x461.jpg)
![](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/20200918_142744-1024x461.jpg)
![](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/20200918_142744-1024x461.jpg)
点灯させてみるとこのような見た目になります。
写真ですとかなり青っぽく映っていますが、
実物はもっと爽やかな青色で自然な青空のような水景が出来ました。
![](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/20200918_143525-1024x461.jpg)
![](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2020/10/20200918_143525-1024x461.jpg)
BEFORE&AFTER画像も作ってみました!
まとめ
![まとめ](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2017/10/c7887a92414f854a9067849a51b9bb02.jpg)
![まとめ](https://chanjunsyumi.com/wp-content/uploads/2017/10/c7887a92414f854a9067849a51b9bb02.jpg)
お疲れさまでした。
今回は、90cm水槽用にライトスクリーンを自作してみましたが、
かなり良いものが作れました。
製作はかなり大変でしたが、お時間のある方は作ってみてはいかがでしょうか。
また、製作費用ですが今回の材料費は「¥24,323」でしたので、
定価で購入するよりも1万円程度安くはなりました。
しかし、工具関係を購入してしまうと完全にオーバーしてしまうので、
今お持ちの工具で作れそうなら、製作してみるのもおススメです。
最後までありがとうございました。
それでは、また次回!
なんとAmazonにて、ライトスクリーンを販売しているのを見つけました。
お値段が25,000円程度なのでDIYするよりも
購入した方が良いかと思われます。
(2023/03/02 09:14:24時点 Amazon調べ-詳細)